手軽に楽しむマクロの世界

パナソニック ルミックス G1の楽しみのひとつに、マクロ撮影がある。視野率100%の
高精細ライブビューファインダーが、マクロ撮影には最適なのである。

パナソニックからもオリンパスからも、純正のマクロレンズは当分リリースされそうにない。
しかし、高価なマクロレンズを買わなくても、中間リングを挟んだり、マクロフィルターを
付けたりして、手軽にミクロの世界を楽しめる。その実例をご紹介しよう。

☆中間リング編 キャノンFD オリンパスペンF
☆マクロレンズ編 ペンタックスK
☆マクロフィルター編 レイノックス ディスカバーフォト
☆リバースリング編 ディスカバーフォト


☆中間リング編

キャノンFDレンズと中間リングで

キャノンFD用のエクステンションチューブは比較的簡単に手に入る。中古価格は1000円
ぐらいだ。このエクステンションチューブをレンズとボディーの間に挟めば、極めて優秀な
マクロシステムが出来あがるのだ。

キャノンFD50mmF1.8

マクロはレンズの焦点距離が短いほど、拡大率が高くなる。キャノンの50mmF1.8は
非常に解像感の高いレンズだが、マクロ撮影ではその特長が遺憾なく発揮される。
紙のように薄い被写界深度が幻想的な雰囲気を演出する。
(クリックすると大きくなります。)
F3.5 1/1000 iso200 F3.5 1/1600 iso100

下の写真は未央柳の花である。路傍にさりげなく咲いているが、よく見ると花シベが
長く華やかで、マクロ撮影にはもってこいの被写体である。
F5.6 1/800 iso100 F5.6 1/1600 iso100

虫を撮ろうとすると、かなり近づかなくてはならないから、非常に難しい。
蜜を吸うのに夢中になっている虫を、狙った。テントウムシは比較的撮りやすい。
F5.6 1/1600 iso100 F5.6 1/1600 iso200

キャノンFD35mmF3.5

35mmになると拡大率がさらに高く、被写界深度も一段とシビアーになるので、
手持ち撮影はきつい。拡大率を下のペンF用ズイコー100mmと比べてみてほしい。
(クリックすると大きくなります。)
F5.6 1/320 iso800
ヤマブキ
F5.6 1/1250 iso800
未央柳の花蕊
F5.6 1/800 iso800
ガクアジサイの中央部
F5.6 1/1600 iso800
ムラサキクンシラン


オリンパスペンF用レンズと中間リングで

私がマクロ撮影で愛用しているのは、オリンパスペンF用のズイコー100mmF3.5に
中間リングのタイプ1とタイプ2を使ったマクロシステムである。ほどよい拡大率で、
比較的離れた距離から狙えるので、昆虫などの撮影では威力を発揮する。
ペンF用のレンズは小さくて軽いので、手持ち撮影でのブレ防止にはもってこいだ。


E.Zuiko 100mm F3.5
(クリックすると大きくなります。)
F5.6 1/800 iso800
ヤマブキ
F5.6 1/1600 iso800
未央柳
F5.6 1/250 iso800
ツツジ
F5.6 1/320 iso800
イネ科の穂
F5.6 1/3200 iso800
ガクアジサイ
F5.6 1/2000 iso800
ムラサキクンシラン
F5.6 1/3200 iso400
モンキチョウ
F5.6 1/800 iso800
アリとテントウムシ

E.Zuiko150mm F4

150mmに中間リングを付けると、さらに距離が稼げる。
遠距離から拡大率を大きく撮れるので、昆虫撮影には絶好のレンズだ。
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F4.0 1/2500 iso200 F4.0 1/1000 iso200
F4.0 1/800 iso200
シジミチョウ
F4.0 1/2000 iso200
ナナホシテントウムシ
F4.0 1/3200 iso400
三兄弟
F4.0 1/1600 iso400
ハナムグリ


☆マクロレンズ編

ペンタックスのマクロレンズを付けて

マイクロフォーサーズ用のマクロレンズはまだ出てこない。しかし、マクロ撮影はやはり
マクロレンズが便利だ。私が愛用しているのは、旧型のペンタックス用のマクロレンズだ。
種類も豊富だし、なにより価格が安いのが嬉しい。

SMC PENTAX-M Macro 100mm F4
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F5.6 1/500 iso800
ムラサキクンシラン
F5.6 1/1250 iso800

マクロレンズは中間リングと違って、マクロ域と通常域がシームレスにつながる。
これで、撮影の自由度は大きくなって、非常に便利だ。このレンズは最短撮影距離が
40cmだから、かなりターゲットに寄ることが出来る。

下はヒゴタイというアザミに似たキク科の植物だが、非常にフォトジェニックで面白い。
F5.6 1/800 iso800
通常域でのヒゴタイ
F5.6 1/500 iso800
マクロ域でのヒゴタイ
F5.6 1/640 iso800
アザミ
F5.6 1/400 iso800
合歓の花


☆マクロフィルター編

RAYNOX MACRO LENS DCR−150でAFマクロ実現

フィルターのようにレンズの前に付けて、マクロ撮影が出来るコンバーターレンズがある。
吉田産業が製造しているレイノックスDCR−150だ。G1のキットレンズと組み合わせると
オートフォーカスでマクロ撮影が出来る。これは嬉しい。さっそく手に入れた。

LUMIX G VARIO 14-45 + RAYNOX DCR-150
右:レイノックス DCR−150
左:フリーサイズアダプター

セットで5千円ほどで手に入る。
LUMIX G1とキットレンズ14−45に
レイノックスを装着

45−200にも装着出来る。

まずは標準キットレンズのLUMIX G VARIO 14−45に付けてみる。
広角側は四隅がけられるが、20mmぐらいからケラレはなくなる。
オートフォーカスで撮るマクロは、大変撮りやすく、快適である。
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F7.0 1/320 iso800 45mm
金糸梅
F10 1/500 iso800 45mm
ノカンゾー
F11 1/1000 iso800 45mm
カワラナデシコ
F7.1 1/250 iso100 45mm
松葉菊


LUMIX G VARIO 45−200 + RAYNOX DCR-150

Wレンズキットに付いてくるG VAIO 45−200にレイノックスを付けてみた。
200mmでのマクロ効果はすごい。幻想的な不思議な世界が広がる。
ただ、レンズが重いのと、オートフォーカスがかなりもたつくので、手持ちでの
ピント合わせは非常に難しい。
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F6.3 1/1600 iso800 200mm
桔梗のめしべ
F7.1 1/2500 iso800 200mm
アカツメクサ
F5.6 1/640 iso100 128mm
ノカンゾーのおしべ
F5.6 1/400 iso100 200mm
タンポポの綿毛

ディスカバーフォトのマクロフィルター

ディスカバーフォト
という会社からユニークなアクセサリーがたくさん出ている。
マイクロフォーサーズ用のマウントアダプターも各種揃っていて、それも海外製らしく
かなりお買い得価格だ。ここでは、マクロ撮影用の楽しい製品を使ってみた。

まずはマクロフィルターだ。4枚のフィルターがセットで4,600円。バラ売りもある。
これをルミックスG1のキットレンズにフィルターのように付ければよい。これは簡単。
(クリックすると大きくなります。)
F14 1/1600 iso800 +10 1枚 F9.0 1/640 iso400 +10 +4
ハナカンナ スミレ
まずは1枚付けてみた。
2枚重ね。
F7.1 1/400 iso400 +10 +4 +2 +1
ハギ
F18 1/2000 iso1600 +10 +4 +2 +1
タマスダレ
思い切って4枚全部付けてみた。マクロらしい面白い絵が撮れる。


☆リバースリング編

リバースリングで超マクロに挑戦

次はリバースリングだ。レンズを逆さまに付けて超マクロが撮れる。
これもディスカバーフォトから販売されていて、52mm用は1,480円。
ニコン、キャノン、ペンタックス用などがあるが、マイクロフォーサーズ用はまだ無い。
ペンタックス用を買って、マウントアダプターでG1に付けて、14−45で撮ってみた。

Lumix Vario 14-45+リバースリング
ペンタックス用52mmリバースリング アダプター+リバースリング+14−45
逆さまに付けた14−45とG1 10cmぐらいまで寄れる
(クリックすると大きくなります。)
煙草のSomeTime 超マクロ
上の写真で狙った煙草の箱だ。どの部分かわかるかな。

タマスダレ 1/2000 iso1600
タマスダレの超マクロに挑戦した。ピントを合わせるのが非常に難しい。
それに手持ちだとすぐにぶれる。思い切り高感度にして早いシャッターを切った。
1/4000 iso1600 1/3200 iso1600
バルブ iso800 45mm端
赤唐辛子の断面
バルブ iso800 14mm端
さらにアップ
これはもう顕微鏡写真の世界だ。わずか1,500円で面白い世界が手に入る。
絞りの調節が出来ないのがちょっと残念だが。

Canon 50mm F1.8 + リバースリング

絞りリングのあるレンズだと絞りの調節でシャープな画像が撮れる。
52mm径のレンズを探したら、キャノンFD50mmF1.8があった。
早速リバースで使ってみた。
14mmほどには拡大出来ないが、シャープな画像はなかなかのものだ。
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F5.6 1/15 iso1600
赤唐辛子の断面
F8.0 1/8 iso1600
イチジクの果肉


Nikon 28mm F3.5 + リバースリング

ニコンFマウント用のレンズは、ほとんどが52mm径だ。28mmF3.5を使って超マクロに
挑戦してみた。このレンズが、この遊びには一番フィットしているみたいだ。
(クリックすると大きくなります。)
F5.6 0.3sec iso1600
赤唐辛子の断面
F8.0 0.4sec iso1600
イチジクの果実

マイクロフォーサーズ用のリバースリングが発売された。1,980円である。さっそくGF1のパンケーキレンズに付けて、試し撮りをした。GF1を5倍楽しむ法に追加した。

         >>>パンケーキレンズの機能拡張<<<


マイクロフォーサーズでオールドレンズを楽しむ(まず初めにご覧下さい)
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