ゼニット39マウントレンズ

Zenit−C      Zenit3M

ペンタプリズムを使った一眼レフは、1949年のコンタックスS(東独)を嚆矢とするが、その4年後1953年には、早くもソ連製のZenitが登場する。ライカにペンタプリズムを押し込んだようなユニーなデザインで、それなりにキュートでかわいらしい。後にフラッシュ接点が付いたZenit−C、さらに裏蓋開閉式になって、ひとまわり大きくなった3Mが発売される。

このソ連製一眼レフZenitは、39mmねじ込み式マウントを採用していた。ライカLマウントと同じ口径である。しかし、フランジバックはM42と同じ45.46mmで、フランジバックが短いライカのレンズを付けると、近接撮影には威力を発揮するが、無限遠は出ない。

ゼニット一眼レフは、現在でも生産されているらしい。マウントも各種あって、M39マウントのカメラは1980年代まで生産されていた。

左:M42−M4/3アダプター
中:M39−M42リング
右:インダスター50mmF3.5

ゼニットの39mmレンズを、M42マウントに変換するリングは、ディスカバーフォトから販売されている。2,700円。M42−M4/3アダプターは4千円ほどで手に入る。この組み合わせでゼニットのレンズが、ルミックスGシリーズや、オリンパスのマイクロフォーサーズ機で使えるようになる。

ゼニットマウントのレンズは、かなりレア物だが、ネットで探せば面白いレンズが手に入る。カメラ付きでも数千円だから、懐にも優しい。ただし、付いてくるカメラには期待しない方が良い。満足に動くものが手に入ったら、それは相当幸運なことである。

Industar−50 50mm F3.5
インダスター50mmF3.5
非常に小型のレンズだ。
3群4枚のテッサータイプだという。
カメラが付いて50ドル。
LUMIX G1
G1につけると、けっこう似合う。
絞りリングが使いにくいが。

(クリックすると大きくなります。)
F8.0 1/100 iso100
ガクアジサイ
F8.0 1/160 iso100
アジサイ
F8.0 1/50 iso100
高島屋
F8.0 1/250 iso100
谷津バラ園
F5.6 1/640 iso100
バラ1
F5.6 1/500 iso100
バラ2

さすがツアイスのテッサーのDNAを受け継ぐレンズだ。非常にシャープで美しい。色乗りも豊かで、それでいてすっきりとした描写だ。


MIR−1 37mm F2.8
ミール1 37mm F2.8
GRAND PRIX Brussels 1958と
誇らしげに刻印されている。
鏡胴はかなりくたびれている.
ミールを付けたルミックスG1
大口径の広角レンズを付けて
G1は堂々たる押し出しになる。
プリセット絞りが意外に使いやすい。
光学系は完璧であった。

このレンズは1958年のブラッセル万国博覧会で、グランプリを獲得したレンズだという。M42マウントにも同名のレンズがあるが、このレンズの方が古く、市場にはあまり出回らない。37ミリという半端な焦点距離も珍しい。マイクロフォーサーズに付けると74ミリと中望遠になるので、ポートレートなどには重宝する。

(クリックすると大きくなります。)
F5.6 1/1000 iso800
アジサイ
F8.0 1/160 iso100
タチアオイ
F5.6 1/80 iso400
ネコのライブ
F5.6 1/320 iso400
お控えなすって
F5.6 1/1000 iso400
ヘアーサロンの窓
F5.6 1/100 iso400
開店準備



マイクロフォーサーズでオールドレンズを楽しむ(まず初めにご覧下さい)
ライカM ライカL ペンF オリンパスOM ペンタックスK ペンタックス110 M42・プラクチカ
Cマウント ミノルタSR ニコンF ニコンS・Contax キャノンFD エクサクタ デッケル ゼニット

ルミックスGF1を5倍楽しむ法 妖しいカメラの物語 35mmカメラの世界史

クラシックカメラの物語 私の履歴書へ 国府物語へ