ライカMマウントレンズ
1954年、ライカの絶頂期に登場したのがライカM3であった。スクリューからバヨネットにマウントを変更し、デザインも大幅に一新してライカファンをびっくりさせた。レンジファインダーカメラの掉尾を飾るM型ライカが採用したマウントが、ライカMマウントである。
ライカM3
レンジファインダー機の最高峰
最新のライカM8
デジタル化された最新型
レンジファインダーカメラの最高峰を極めたM型ライカであったが、その後の一眼レフ化、デジタル化の流れに逆らえず、一時生産中止を余儀なくされた。2006年12月、満を持してデジタル化したM8を投入して気を吐いている。店頭で60万円以上する超高級機だ。

このマウントはM型ライカの他は、エプソンのRD1が対応しているだけだが、ライカの人気は依然として衰えておらず、このマウントのレンズはいずれも極めて高価である。

エルマー135mmF4
エルマー135mmF4
鏡胴が黒革張りで存在感が大きい。405g
左:宮本製作所ライカM−M4/3
LUMIX G1
エルマーをつけたG1。
超高級機に見えるなあ。

いつものように中古レンズのウィンドゥショッピングを楽しんでいたら、銀座のレモン社でエルマーの135ミリが、なんと8千円で並んでいた。少しレンズに曇りがあるとかで格安なんだそうだが、素人の私にはまったくわからない。気がついた時には「これください」と言ってしまっていた。金属の鏡胴はずっしりと存在感があるが、意外にスリムで小型だ。G1に付けると、まるで数十万円もする高級機に見えてくる。

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F4.0 1/4000 iso200 F5.6 1/30 iso200
135mmはG1に付けると270mmの長焦点レンズと同じ画角になる。
小さなプレーリードッグもご覧の通りだ。
F4.0 1/400 iso400 F5.6 i/400 iso400
気のせいかこのレンズは色っぽい。寒ぼたんがしっとりと撮れた。
F5.6 1/200 iso1600 F5.6 1/400 iso1600
35mm換算で270mmの画角を生かすべく、国技館へ行った。
2階の椅子席から土俵を狙うと、ちょうど良い感じだ。手持ちだからどうしても甘いが
これから楽しめそうなレンズである。

フォクトレンダー カラースコパー25mm F4
VOIGTLANDER Color-Skopar25mmF4
高価なライカMマウントレンズの中で
比較的安価に手に入る。
LUMIX G1
カラースコパー25mmをつけたG1。
グッと高級感が増した。黒鏡胴がぴったりだ。

フォクトレンダーは19世紀に創業した名門企業だが、カールツアイスの傘下に入り、
さらにローライに商標権が譲渡された。1999年、日本のコシナが商標使用権を得て、
フォクトレンダーブランドで世界展開をしている。ブランドイメージに恥じない高品質な
レンズで、世界中に熱狂的なファンが多い。
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F4.0 1/1250 iso100 F4.0 1/1000 iso100
解放からキリッと締まったシャープな描写だ。すっきりと抜けて気持ちがいい。

F5.6 1/320 iso400
カンヒザクラ
F5.6 1/200 iso200
うろに咲いたスミレ
F5.6 1/400 iso400
花見する猫
F5.6 1/160 iso400
仲良し
2009年3月10日の新宿御苑。まだ寒さが残る早春の1日。早咲きの桜を楽しむ。

F11 1/200 iso200
ハナショーブ
F8.0 1/640 iso200
カモと水紋

2009年6月15日の小岩菖蒲園。ハナショーブが満開であった。

F4.0 1/1250 iso200
ノカンゾー
F5.6 1/500 iso200
キキョウ


ズミクロン−C 40mm F2
SUMMICRON-C 40mm F2 SUMMICRON をつけたG1
エルンストライツ社の銘玉ズミクロンである。ライカCLのために新開発された小型レンズだが、ライツの技術が凝縮された素晴らしいレンズである。4群6枚という贅沢な構成で、豊かな階調描写には定評がある。

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日比谷公園にて1 日比谷公園にて2

公園のオブジェ 紅梅
解放付近も甘くならず、芯のしっかりした描写が見事だ。ボケ味も好ましい。

ネコ1 ネコ2
ネコの表情も生き生きと写し取る。池の水の色合いも深く美しい。


M−ロッコール 90mm F4 Made by Leitz
M-ROKKOR 90mm F4 Made by Leitz
これは珍しいレンズである。エルンストライツ社がミノルタのためにOEM生産したロッコールで、エルマー90mmF4Cと全く同じレンズである。逆のケースはいくらでもあるが、天下のライツが他社にOEM供給したのは、後にも先にもこのロッコールだけではないだろうか。

ちなみに標準のロッコール40mmは、設計はライツだが生産はミノルタの工場であった。
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新宿御苑から 松と光
非常にシャープなレンズだが、それでいてどこかしっとりとした味があると感じるのは、ライツブランドの魔力であろうか。

3分咲きの修善寺寒桜 散り始めたカンザクラ
2011年3月4日の新宿御苑。桜の描写もしっとりした色合いで好ましい。

ネコ1 ネコ2
新宿御苑のネコは、いつも日だまりでねむそうにしている。

紅梅 路傍の赤い実
解放での描写はこのレンズの持ち味を象徴している。ほんのりとしたボケは、春の優しい日差しに溶け合って美しい。





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