Panasonic Lumix GF1を 5倍楽しむ方法

1倍目まずは純正レンズで 2倍目パンケーキレンズの機能拡張 3倍目オリンパスペンFのレンズを付ける
4倍目あこがれのライカレンズ 5倍目ジャンクレンズの宝探し 番外編可愛いレンズ Cマウント

番外編 可愛いレンズ Cマウント

1930年代というから昭和の初めの頃である。アメリカやヨーロッパの豊かな人々は、16mmフィルムを使ったシネカメラで、映画を撮って楽しんでいた。そのシネカメラに付けられたレンズが、Cマウントレンズである。8mmシネやデジタルビデオの時代に入って、このレンズたちはすっかり忘れさられていた。

16mmシネカメラ

マイクロフォーサーズ規格が発表されると、かっての16mmシネカメラの愛好家たちは色めき立った。収蔵庫の奥に、ほこりをかぶっていたCマウントレンズが使えるかもしれないのである。

Cマウントのレンズとパンケーキを付けたルミックスGF1

Cマウントレンズは上の写真のように非常に小さい。GF1のパンケーキが巨大に見える。まるでこびとの国のレンズのようだ。GF1を楽しむ番外編として、Cマウントレンズを取り上げてみよう。

Cマウントアダプター

上はマイクロフォーサーズにCマウントを付けるアダプターである。Cマウントアダプターは、2mmほど沈み込んでいるのが特徴だ。最近はヤフーオークションなどに多数出品されるようになった。6千円から8千円ぐらいが相場のようだ。これで古き良き時代のCマウントレンズがよみがえる。

Cマウントレンズは、16mm、25mmなど焦点距離の短いレンズが比較的多い。またF1.8ぐらいの非常に明るいレンズが多い。広角で明るくて、小さくて軽い。まるでルミックスGF1の為にあるようなレンズだ。
ただ、イメージサークルが小さいので、25mm以下だと四隅がケラレてしまう。これが泣き所だった。

ところが、GF1で面白いことになった。画像の横縦比1:1が追加されたのだ。試しにアスペクト比1:1にしてみたら、四隅のケラレはほとんど気にならなくなった。これはいける。トリミングすればすむことだが、やはり写している時にケラレないにこしたことはない。
アスペクト比3:2      1:1

事前準備はオリンパスペンFの項を参照してください。

SWITAR 16mm F1.8   

このレンズはスイス製である。ケルン社という会社が作っていた。アルパという一眼レフのためにケルン社が作ったマクロスイターというレンズは、世界中のレンズマニアの垂涎の的なのだが、お値段もかなりなもの。しかし、このCマウントのスイターは、比較的安価に手に入る。

スイター16mm F1.8
金属鏡胴で小さくてもずっしりと重量感
がある。レンズの重量は137g。
ルミックスG1とスイター16mm
総重量は514gになる。
とてもフィットしていい感じだ。

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F1.8 1/80 iso800
人形のいる部屋
F5.6 1/640 iso200
雨上がり
縦横比を1:1にしても少しだけケラレが生じる。面白い効果ではあるのだけれど。

F5.6 1/400 iso200
コスモス
F5.6 1/640 iso200
コスモス


TAYLOR & HOBSON 1inch F1.9  

イギリス製のレンズである。テイラー&ホブソン社がベル&ハウエル社のシネカメラ用に作った。1インチは約25mmである。イギリス製らしく端正で、上品な描写だ。
テイラー&ホブソン1インチF1.9
金属製で美しい。
小型で軽く78gしかない。
テイラー&ホブソンとLUMIX GF1
ルミックスGF1によく似合う。
総重量は453g。


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F1.9 1/125 iso800 
人形のいる部屋
F5.6 1/200 iso200
コスモス
F5.6 1/80 iso200
公園にて
F5.6 1/125 iso200
少年


WOLLENSAK 4inch F4.5

次はアメリカ製のレンズだ。定番のドイツや日本のメーカーが出てこないのも、興味あるところだ。このウォーレンザックは、かなり古い物らしく、新宿の我楽多屋で2千円だった。外観もくたびれているし、ヘリコイドがきつくてしぶいのであまり期待していなかったが、なかなかどうして実に味わいのある写真が撮れる。掘り出し物であった。

ウォーレンザック4インチF4.5
とにかく細い。レンズの口径は20mm。
重さは160g。4インチは約100mmだ。
ウォーレンザックとルミックスGF1
GF1もちょっと面食らっている。
総重量は567gになる。

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F4.5 1/30 iso800
人形
F5.6 1/500 iso400
無限遠
F5.6 1/200 iso400
名残のチョウ
F5.6 1/125 iso400
コスモス
F5.6 1/250 iso400
名残の花菖蒲
F5.6 1/160 iso400
睡蓮

SONY TV ZOOM 18-108 F2.5

次はようやく日本勢の出番である。それもソニーのTVカメラ用のレンズだ。F2.5通しの6倍ズームだから、ソニーの面目躍如だが、GF1との組み合わせでは、重すぎて使いにくい。
でもこのレンズ、フジヤカメラのジャンクショップでなんと520円で置いてあった。ゲテモノに近いが、こういうレンズを使ってみるのも楽しいものだ。


ソニーTVズーム18−108 F2.5
レンズ重量は490gある。
TVズームを付けたルミックスGF1
総重量は897g。
(クリックすると大きくなります。)
F1.8 1/60 iso800 18mm
人形のいる部屋
F1.8 1/60 iso800 108mm
人形
F5.6 1/500 iso400 18mm
雨上がり
F5.6 1/500 iso400 108mm
無限遠
F5.6 1/200 iso400 18mm
コスモス
F5.6 1/500 iso400 108mm
コスモス

COSMICAR 50mm F1.8

これはペンタックスが製造している工業用監視カメラのレンズだ。ネットオークションで500円
で落札した。大変きれいで程度がいい。こんなに小さくても、F1.8という大口径だ。

コズミカ50mm F1.8
レンズの重さは132g。
工業用レンズを付けたGF1
なかなかどうして、これはオシャレだ。
(クリックすると大きくなります。)
F1.8 1/100 iso800
人形
F5.6 1/60 iso400
赤い葉

びっくりした。とても500円のレンズには思えない。繊細で優しい描写だ。ただ、残念ながら
監視用のCSマウントで、フランジバックがCマウントより5mm短い。だから、無限遠は出ない。
4Mぐらいまでしかピントが合わない。しかし、近くの静物の繊細な描写はすばらしい。
さすがはペンタックスだ。

F5.6 1/250 iso400
コスモス
F5.6 1/400 iso400
コスモス
F5.6 1/160 iso400
F5.6 1/125 iso400
なんという花だろう?


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