石垣島でマクロ初挑戦           2006.11.13〜15

先月に引き続いて、石垣島に渡った。今回はマクロレンズに初挑戦だ。いつものPENTAX*istDにDIVのハウジング、レンズはSIGMA50mmF2.8DG MACROだ。

シーメンズクラブのクルーザー
石垣島に着いた13日は、シーメンズクラブで潜った。北側は波が高いので空港近くの港から出港。まずは竹富島へ向かう。


マダラハタ
竹富島で迎えてくれたマダラハタ。おいしそう。これは魚眼で撮った。


マンタ
2本目はいつものマンタポイント。この日も3枚のマンタが歓迎してくれた。


ネイチャー石垣島ダイビングサービスでマクロ撮影に挑戦
11月で満66才。思えばずいぶん生きてきた。でも、まだ未体験ゾーンがたくさん残っている。今回は海中でのマクロ撮影に挑戦した。
多羅尾さんと琉太君
ネーチャー石垣島のオーナー親子。
琉太君は8月に生まれたばかり。
多羅尾さんは明石生まれの信楽育ち。
糸山さん
ベテランガイド。子育てはオーナーの先輩。
長崎生まれで、熱帯魚の業界育ち。
この魚は1500円と、ユニークなガイドをする。

2日目からは、いつものネーチャー石垣島でマクロに挑戦だ。このショップは最大6人しか予約できない少人数制。カメラを構えたら動かない水中カメラマンにはありがたいショップだ。そのせいか大きなカメラ機材を持ち込むダイバーが多い。女性ファンが多いのも、イントラ二人の丁寧で優しいところに惹かれてのことだろう。

アミメフエダイ             PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F5.6 1/180 ISO400
さて、腕試しはアミメフエダイ。この魚、ピントが合わせやすい。腕試しには格好の被写体だ。


三大クマノミ
クマノミの種類は多いが、もっとも身近な3種は、身体の白い横縞の数が1本のものがハマクマノミ、2本がクマノミ、3本がカクレクマノミと分類される。1ハマ、2クマ、3カクレと覚えるのだそうだ。

ハマクマノミ          PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.6 1/125 ISO400
このクマノミは攻撃的で、卵を守っているときなどはカメラに向かって攻撃してくる。
体色は濃いオレンジ色。


クマノミ           PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0 1/60  ISO400
身体に2本の横縞がある。体色は濃いオレンジや黒色。産卵期の雌は攻撃的。
共生するのはイボハタゴイソギンチャク。     


カクレクマノミ  PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0  1/60  ISO400
一番人気のニモだ。3本の横縞、オレンジの体色、イソギンチャクから離れないが、
好奇心は旺盛で、イソギンチャクから時々顔を出すしぐさが可愛い。
センジュイソギンチャクがお気に入りの宿。


レアもの4種
ネイチャー石垣の得意技が、レアものの撮影だ。シニアの私などには虫眼鏡でしか見えないものを、よく探してくる。今回もマクロデビューの私のために、顕微鏡並みの被写体を探してくれた。

イソギンチャクモドキカクレエビPENTAX*istD SIGMA50mmF2.8 F5.6 1/180 ISO400
指の爪に乗るくらい小さなエビ。よく写ったもんだ。虫眼鏡で見ないとわからない。


バイオレットボクサーシュリンプ   PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0  1/60   ISO400
糸山さんの解説によれば、超ウルトラ珍しいんだそうだ。ペアで仲良くナニ考えているんだろう。


モンハナシャコ           PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0  1/125 ISO400
グリーンの体色に真っ赤な触手が鮮やかなシャコ。あんまり美味そうなシャコじゃないな。


クマドリイザリウオ改めクマドリカエルアンコウ
                 PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0  1/60  ISO400
これも糸山説によれば、超珍しいイザリウオだって。歌舞伎の隈取りよろしく見得を張るとこらなど、なかなか健気ではありませんか。イザリウオってアンコウに近い種だそうだから、食べたら美味いのかしら。2007年1月、日本魚類学会は差別的と受け取られる標準和名を改めると発表。この子の仲間もイザリウオからカエルアンコウに改名した。

珊瑚礁の人気者
石垣島の海は透明度が高い。美しい珊瑚礁が広がる。そして愛らしい魚たちが親しげに近寄ってくる。この世の楽園がそこにある。

ハタタテハゼ        PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F5.6  1/250  ISO400
オレンジのグラデーションが美しいが、どうもうまく撮れない。ストロボの当て方が難しい。来年は頑張ってきれいに撮るぞ。


ヤリカタギ          PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.5  1/180  ISO400
くの字を並べたような横縞と、背びれと尾びれの先端が角張るのが特徴。黄色い縁取りが美しい。


フウライチョウチョウウオ  PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F3.5  1/125  ISO400
風来坊から名付けられた。近づくと隠れないで逃げ回るからだそうだ。上のヤリカタギとよく似ているが、こちらはひれの先端がまるい。


ツノダシ              PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F5.6  1/180 ISO400
チョウチョウウオ科のハタタテダイにそっくりだが、尾びれが黒いので見分けがつく。こちらはニザダイ科だ。よく群れを作るというが、この子はひとりで泳いでいた。

ロクセンススメダイ    PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0  1/125  ISO400
身体に4本の横縞と、尾びれに2本の横縞があるのでロクセンスズメダイ。よく似た種に尾びれに縞がないオヤビッチャがいる。


クロメガネススメダイ     PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0  1/60  ISO400
背びれの後ろに大きな眼状斑がある。緑色がかった縦縞が美しい。


ギチベラ            PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0 1/60 ISO400
この種は体色が様々に変化する。とても同じ種とは思えないほどだ。これは黄色の個体。


ギチベラ             PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0 1/60 ISO400
上と比べて同じ種だとはとても思えない。この個体は頭部が白く、身体の上部は黄色いグラデーション、目から発する1本の黒縞が印象的だ。

フタスジリュウキュウスズメダイ PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F2.8 1/90 ISO400
目がクリクリッとして愛嬌がある。枝珊瑚の上に群れを作って住んでいる。


ニセネッタイススメダイ    PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0 1/60 ISO400
淡い黄色が美しい。もっと黄色が濃いネッタイススメダイもいるが、なぜこちらがニセなんだろう。

異相の魚たち
自然は不思議だ。神様はなぜこのような生き物を創ったのだろう。よく見ると実に個性的な、摩訶不思議な顔をしている。その異相に感動してシャッターを切った。

ツユベラ          PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.5  1/180  ISO400
幼魚はオレンジ色の身体に白い斑点があるという。成長すると美しい瑠璃色の斑点が取って代わる。わずかに体側の赤いラインが幼い頃の思い出を残しているようだ。頭部は鮮やかな縞模様に飾られ、はっきり言って変な顔だ。


オオスジヒメジ         PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F5.6 1/250 ISO400
下あごに一対のあごひげを持つヒメジ科。このあごひげには味覚細胞があり、砂の中の餌の味を見分けるという。オオスジヒメジは身体に黒い縦縞がある。


カンムリベラ        PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F6.7  1/250  ISO400
この魚も幼魚は、純白の身体に赤と黒の斑点という、とてつもない派手な魚体だが、成長するに従い地味になり、老成すると頭にコブタンがせりだす。写真の個体は青年期なのだろうか。それにしても情けない顔をしている。何か悩み事を抱えているのかな。


ミヤコテングハギ     PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F3.5  1/125  ISO400
尾びれの付け根にオレンジの斑点が目立つ。生き物というより陶器で出来た置物のようだ。神様がよほど暇だったのだろうか。


カメンタマガシラ     PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F3.5  1/125  ISO400
なんという哀れな顔つき。比較的珍しい種で、石垣島米原沖は、この魚の生育地として有名なのだ。大きな目が印象的だが、それがよけい哀れさを誘う。


オビテンスモドキ      PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F2.8  1/60  ISO400
こちらもなんとも情けない。神様も残酷なことをする。この魚も幼魚と成魚の違いが甚だしい種だ。写真の個体は成魚だ。


ナンヨウブダイ   PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F5.6  1/180  ISO400
ブダイの仲間だと思うけど、図鑑引いても出てこない。おかしな顔だから印象に残る。ネイチャー石垣のオーナー多羅尾さんによれば、ナンヨウブダイだという。口角から水平に走る明るい帯で見分けるのだそうだ。あらためて図鑑を見たら、個体による体色の変異が大きいとあった。

ヤマブキベラ         PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.5  1/125  ISO400
強烈な黄色が印象的。胸ビレの後ろがわずかに青みがかかるのが特徴だ。

バラハタ       PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F3.5  1/125  ISO400
尾びれが大きく、背びれ、胸びれの先端が黄色い。この魚も個体間変異が大きく、図鑑で調べるのが難しい。

ハナミノカサゴ   PENTAX*istD SIGMA50mmF2.8DG F4.0  1/60  ISO400
これはまたド派手な魚体。厚化粧した年増女郎か。しかもヒレには強い毒がある。君子危うきに近寄らずだ。

リュウキュウウミシダ


写真を撮る私
青木さんが撮ってくれた私の勇姿。どうです、立派な水中カメラマンでしょう。


*国府物語 *癌病棟からメリークリスマス *私の自分史