手術後初の石垣島ダイビング(2006.5.26〜29)

2005年の暮れから翌2006年の正月を、大腸癌の手術のために病院で過ごした。
順調に回復したので、早くダイビングに復帰したかったけれど、時間がなかなか取れずに、お預けをくっていた。ようやく時間が取れて、5月26日から石垣島で術後初ダイブに挑戦した。ただ、やはり不安なので、シニアダイバーズクラブの仲間に聞いたら、

「石垣島ならネイチャー石垣島というダイビングショップが、少人数制で良いよ」

と教えてもらった。早速、インターネットで予約を入れた。

聞くと、最大1日6人しか客を取らず、その人に合わせたダイブを計画してくれるという。私にとっては理想のダイブショップだ。6時40分のANAで羽田から石垣空港へ。川平の北の桴海というところに、そのショップはあった。
オーナーの多羅尾さん夫妻と、インストラクターの今村さんの3人だけのこぢんまりしたショップだ。半年のブランクと、手術後ということで、緊張して到着した私は、由紀子夫人の

「いらっしゃーい!!」

という明るい声と、こぼれんばかりの笑顔に迎えられて、いっぺんに心の暗雲が吹き飛んでしまった。

オーナーの多羅尾さんとボート
天気予報が外れて良い天気になった。オーナーは明石の産で滋賀県信楽育ちだという。
ボートは全長10メートルと小さいが少人数にはちょうど良い。


ネイチャー石垣島 琉球犬ビビ


マンタスクランブル
川平に近いのでやはりマンタだ。この日は3枚の大きなマンタが遊びに来た。


コブシメ
米原ダブルリーフというポイントは、コブシメの産卵を見ることが出来る。
コブシメというのはコウイカの一種で体長1メートルほどの大型のイカである。


コブシメの産卵
珊瑚の中に手(?)をつっこんで卵を産み付ける。卵はピンポン球ぐらいというから、
かなり大きい。雄は心配そうに雌の近くで見守っている。4〜5月が彼らの恋の季節だ。


ハナダイリーフ
浅場の明るい珊瑚礁。ピンク色のキンギョハナダイが乱舞している。息をのむように美しい。


キンギョハナダイ
この魚は雌雄同体だという。雌が3匹以上の群れで、雄が居なくなると、消えた雄の数だけ
雌が雄に転換するのだそうだ。不思議ですね。


キンギョハナダイとアカネハナゴイの乱舞


オーナー夫人由紀子さん手作りのランチ
小ぶりのおにぎりと、唐揚げ、海藻サラダ
など。どれもおいしくて食欲が進む。
今日のお客様
私を含めて5人。初心者チーム3人とベテラン
チーム2人に別れて、のんびりと潜った。


シーマンズクラブ
さて3日目は、いつものシーマンズクラブだ。丸の内運輸の青木社長がこの日から合流。
ショップのスタッフから「どこで浮気してたの」と、ちょっとにらまれた。ここは若いスタッフをたくさん揃えたホテル併設の大規模ショップだ。船も大型のクルーザーで、2階のデッキが気持ちいい。今回はネイチャーで3本、シーマンズで2本、合計5本のダイブだ。これで私の通算潜水回数は33本、潜水時間は20時間を超えた。


ミツボシクロスズメダイの幼魚
海綿みたいなものの上で戯れていた。
クマノミの幼魚
よく見ると小さなクマノミが隠れている。


米原ダブルリーフ南(マリンフォト誌06年11月号入選)
昨日コブシメの産卵を見た米原ダブルリーフの南側にダイブ。
まるで絨毯を敷き詰めたような広大な珊瑚礁に息をのむ。


樹下美人
名前からは想像できないキノコのような岩礁。
フタスジタマガシラ
イトヨリダイの仲間だという。


フエヤッコダイ
チョウチョウウオの仲間だが、狐顔が特徴だ。
ヤシャベラ
夜叉とは恐ろしい名前。


アオヤガラ
ほぼ透明な細長い魚体は、写真に撮るには大変難しい。


ツユベラとオジサンの縄張り争い
えさ場をめぐって、大型のツユベラとオジサンが縄張り争い。オジサンはヒメジの仲間。
2本のヒゲが特徴。これで砂の中の餌の味を見分けるそうだ。


得意のツユベラ
ついにオジサンを追い出したツユベラの得意顔。


珊瑚礁
様々な珊瑚が美しい。いつまでも見とれていたかった。


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